書きたいことは山ほどあるし、写真も入れたいのですが、
とにかくいまは社労士の繁忙期!
すみません。
今日はテキストだけでお送りいたします。
先日、年金事務所の算定基礎調査がありました。
会社に来て、
・賃金台帳
・源泉所得税の納付書(領収証)
・源泉徴収簿
・出勤簿
・被保険者資格喪失等、年金事務所に提出してきた書類一式
・就業規則
を見てチェックされます。
会社に来る前に、これらの書類を過去2年分準備せよ!という通知が来ます。
これは保険料の徴収時効が2年だからということによるものです。
会社に来る!というのが私の過去の経験からまったくなかったのですが、
今回は会社の人数規模が大きいということで、そうなったそうです。
年金事務所の職員は合計3名。
調査時間は2時間とっておくように言われました。
私は調査の立ち会いでした。
(普段の給与計算や手続きは会社さんが担当しています。でもしっかりしているので全く問題ありません。)
まず、平成23年分の算定基礎調査から入ります。
これは、平成23年の算定が、賃金台帳に基づいてきちんとした処理がなされているかをチェックします。
以前、「賃金なんてチェックしないから、安くしておけばいいよ!」
とおっしゃった社長がいらっしゃいましたが、そういうのがまかり通らないようになっています。
その瞬間、私は顧問契約を解除しました。
嘘は嫌いです。真実を書くべきです。
これは社労士としてもそうですが、一人の人間として。
さて、話を戻します。
23年の調査に約1時間。
見ていると、3人のうち1人はほとんど何もしていません。
(人数余ってんじゃないの?と思ってしまいました。)
1時間の間に、調査で見られたものは
・算定が正確な数字で届出がなされているか?
・賞与支払届が嘘偽りなく正確な数字で行われているか?
・月額変更が、正確な数字とタイミングで提出されているか?
・加入漏れ(未加入者)の捜索
です。
1時間で終了した年金事務所の職員さんのうち、その3人の中のトップが
「時間余っちゃった。。。どうします?」
と隣の職員にコソコソ...
「じゃ、22年分もやりますか?」
「では時間が余ってしまったので、22年分も拝見します。」
と言ってきた。
会社担当者も、私も愕然としたが、あえて口に出さなかった。
というか、そもそも2年分の書類を準備しておくように!と言っているのだから、
腹の中で時間が余ったと思っても、それは口に出さずに、「では、次は22年分も確認します。」
でよかったのではないか?と思う。
それがなぜ「時間が余る」という感覚になるのか?
そしてもし余ったのならば、22年分をやらなくて良いのであれば、その時点で退散すべきだと思う。
中小企業の1時間、1分、1秒は勝負だ。
年金事務所の職員さんのように、時間を帳尻合わせして、帰る時間を操作している時間はない。
なぜそこまで、相手に都合を合わせなきゃならいのか?
2時間という時間を確保して、会議室も確保して、十分書類も準備して協力している。
「余る」とは聞き捨てならない。
時間に「あまり」なんてないのです。
中小企業にかぎらず、大企業だって、フリーランスだってみんな同じだ。
職員さんのこういう発言によって、日本年金機構全体が国民からどういう評価を受けるのか
今一度考えていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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