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2023/12
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【入院&手術します!―1人の女性社労士として思うこと―】
突然言い渡されたのは昨年の9月3日。
何のけなしに行った地元の産婦人科の子宮がん検診でのできごと。

「なんでこんな大きくなるまでほうっておいたの?
うちに来てからもう3年も来てないじゃない!どこかで検診を受けていたの?」

「それだったら、そっちの病院へ行ってみてもらってよ。
1年でどれだけ大きくなったかわからないから!」

「それか、紹介状書くから大きな病院で検査してもらって。これは手術の大きさだよ!」

「子宮がん検診もそっちでやってもらって!」

まるで、ドクターハラスメント?と思うくらいの勢いでした。

「そんなこと言ったって、私にも都合があります。」
って言いたかったけど、言えなかった…

毎年検査は受けていたけど、たまたま他の病院で受けていただけで
こんな言われ方をすると思ってもみませんでした。

しかも、人生大一番の手術だというのにこの言いぐさ…

「ドクターは人の痛み(気持ち)が一番わかる人でなければならないのではないか」
と思いながら、肩を落として帰りました。

それまで自覚症状はまったくありませんでした。
卵巣にのう胞があるのは、数年前からわかっていましたが悪性ではないということと
4センチということもあって経過観察という診断を受けていました。

この時期私は「手首の痛み」にも悩まされており、
災害ボランティアをドタキャンしたということもあり、
まさにこの宣告は、「泣きっ面に蜂」という感じでした。

翌々日の月曜日、9月5日、すぐに紹介状を持って大きな病院へ行きました。
超音波検査では、大きさは6センチ。

「手術の基準ですね。右卵巣嚢腫です。」

「予定を入れましょう。今いっぱいで、最低でも3ヶ月先です。あ、いやもう3月まで埋まってる。」

という訳で、私の手術は半年後の3月27日に決まりました。


年明けまでは1回診察のほか、MRI検査と手術のための呼吸器、肺のレントゲン、
血液検査にいくだけで、ほかにはありませんでした。

年明けの診察に行き、「右卵巣右卵管の全摘出」をすることにしました。
全摘の理由は、「3割の確率で再発の可能性があること」です。

幸い左卵巣・卵管は残っているので、
女性ホルモンのバランスについては術後
徐々に戻っていくようです。

自覚症状が何も無いので、特に薬もありませんでしたが、
1月に再度診察に行った時から、手術にむけての治療が始まりました。

それは、「貧血を治すこと」と「女性ホルモンの分泌を抑える薬をすること」

貧血があると手術ができません。
検査時の私の貧血の値は9.7。

地元の病院で、毎日鉄分の注射(1回に60ミリリットル)を打ち、
基準値の13.0まで続けました。

私の場合は、23回。
ほぼ毎日通いました。

女性ホルモンの分泌を抑える薬は、1月29日から毎日始まりました。
「副作用で、不正出血やのぼせ、更年期障害の症状が起きるかもしれない。
いや、あなたの年齢ならば確実に起きます。」

と言われました。
でも、結果的には今日に至るまで、何も起こりませんでした。

これがその薬の写真です。

240324_2.jpg
2週間で1本でした。
もうすぐ4本目が終わります。

入院書類もいっぱいでして…
syorui.jpg


そして昨日、最後の通院になる麻酔科医の診察がありました。

私の場合、麻酔が効きにくく、覚めにくいかもしれないとのこと。

麻酔の副作用についても、術後2日くらいで麻酔が抜ければ良くなるが
それまでは辛抱しなきゃならないかもしれない事も聞きました。

クライアントさんの「限度額適用認定証」を発行することはあっても、
まさか自分「限度額適用認定証」を発行することになるとは思っていませんでした。

gendogaku.jpg

はい、これも仕事柄必要なことはすぐに分かりました。
これがないと、自己負担が増えてしまいますからね!

医療保険(民間の生命保険)からも入院給付金・手術給付金がもらえるのでその書類を手配しました。
seimeihoken.jpg
私は2社。

損保ジャパンは女性特定疾病は2倍の入院給付金になるので、助かりました。
手術給付金も入院給付金の日額の20倍出るので、それも助かります。

県民共済も入院1日につき4,500円(掛け金2,000円/月額)です。
いろいろ入っておいてよかったと思いました。


ipodに高校時代を中心に好きだった洋楽を詰め込んで、
入院中の自分を励ますために持っていくことにしました。

itunes.png

こういうときは、福山さんは封印です。

ipodと本とパソコンは必須アイテムです。
240324_4.jpg

本もいっぱい持ち込む予定です。
240324_1.jpg

本田健さんの
「読むだけで心がラクになる22の言葉」
は、入院前に読んだ方がいいと言われて、昨晩~今朝にかけて読んでみました。

泣きながら一気に読んでしまいました。
今の私にぴったりでした。



きっと、今人生に不安を抱えている人が読んだら、
心がラクになると思います。

私もこのおかげでずいぶん気持ちが楽になって、
こうして自分自身の状況を受け入れることができるようになりました。

なんども手術をしている人は「なんだ、このくらいで大げさだ」
と思うかもしれません。

でも、やったことがないことを体験するのに、不安なことは否めません。
同じ疾病でもほかの方の経験もあてにならない、
「自分だけに起こること」だってあるでしょう。

どんなことでも、初めてのことは不安だらけなのです。


意気地なしで小心者な私は、すっかり食欲を失い、この間4キロ体重が落ちました。
今なら念願のビキニが着れそうです(笑)


冗談はさておき…。

私は1人の女性社労士・女性経営者として、
誰もがこういうことが起きる可能性があることをお伝えしたいと思いました。
(女性疾病は今や2人に1人、起きる病気だそうです。)

そして、社労士である私が、
身を持って「入院するための準備」「お金・給付金の手続き」
を実体験を通じてお伝えすることによって
少しでも女性が今後仕事を持って生きていくうえで必要なこと、
参考になることを皆さんにお伝えしたいと思っています。


おこがましいけれど
これが、私の「1人の女性社労士」としての使命だと思いました。

仕事のことは半年かけて引き継ぎをしてきました。
おかげで、スタッフは給与計算がサクサク出来るようになりました。
ほかのことも沢山できるようになりました。
ほかのバックアップ体制、お客様への通知などすべてこの日のためにやってきました。

これが「一人事務所の怖さ」だと思います。
でも、仕事は多くの方のご協力があって、なんとか乗り越えられそうです。

さて、入院の経過はまた後日お伝えするとして、
まずは1週間、しっかり元気なカラダを取り戻せるよう全力を尽くします。
半年待ったんだ…

半年はどこかなんか生きた心地がしなかった…

いつもどこかで、このことが気になっていた…
やっと抜け出せる!

私の人生には、数々のハードルが与えられます。
これを乗り越えたら、また次はどんなハードルが訪れるんだろう?(笑)

こんな考え方ができるのは、上記の本田健さんの本を読んだからです。
ぜひ、お手にとってみてくださいね!

編集後記は、自分らしく…

やっとさいたまシティマラソンの写真を
オールスポーツさんからいただきました。

marathon.jpg

これも手術が決まっていたけど、
どうしてもやりたかったことなので、
走ると足裏で赤血球を壊す(貧血になる)ことはわかっていたのですが、強行突破しました(笑)

先生は「ま、好きなことをやりなさい」と言ってくれましたし(笑)

他の写真は、下記のリンクからならどなたでも見れるようです。

宜しければご覧下さ~い(笑)
プロのカメラマンてすごい上手!と思いました!

さいたまシティマラソンアルバム@オールスポーツ

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、元気に戻ってくる日まで!ちょっとお休みします。
またお会いしましょう☆

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(非公開コメント受付不可)

No title
お大事にしてください。
そして、また元気にお仕事に戻ってきてくださいね。
ありがとうございます!
またすぐに、元気に仕事に戻れるように頑張ってきます!
No title
あっ、名前を入れ忘れてしましました!!
上のコメントは、私です。
No title
いつも明るい先生のブログを拝見しています。常に一歩前に踏み出そうとする先生の姿に魅了されました。社会保険労務士として活躍されている姿に励まされ、いつか先生みたいになりたいと思います。ここ最近、ネットを開けば必ず、先生のブログが更新されているかチェックしていました。先生のブログは、写真が多くて楽しいです。今回、手術という言葉を目にしてビックリしました。辛いと思いますが、頑張ってください。陰ながら応援してます。一日でも早く仕事に復帰できるといいですね。更なる先生のご活躍を期待してます。
ポン太さん
すごくうれしいコメントありがとうございます。
嬉しくて涙が出ます…

そして、明日からの私の最高の励みになりました。

必ずこのハードルを乗り越えて、元気になって、
少しでもポン太さんに勇気や元気を与えられる人になりたいと思います。


少しだけ待っててくださいね!
頑張ってきます。

元気な顔で
よくブログ拝見させていただいています。
びっくりしました。
これまでのブログでは、全くそのようなことを感じませんでした。
先生の前向きなポジティブな行動にただただ感銘を受けてました。
しっかり準備してきたこと、素晴らしいです。
手術後早く復帰されるでしょうが、
神様が与えた休息を心身の休息にあてて下さい。
ドラマ「JIN」のセリフを贈ります。
福山さんではなく、大沢さんですが。
「神様は乗り越えられない試練は与えない」
本当にお大事になさってくださいね!
早く良くなりますようになんて、軽々しく言えませんが、身体こそ一番の資本ですから、どうぞご自愛ください。

女性は本当に女性系にダイレクトにきますよね(TT)

これからは暖かくなる季節。桜をみながら娘さんと美味しいおにぎりやパンをつまむこともきっと癒しになるのでは(^-^)

栄養をたくさん取って、元気の元をいーっぱい吸収なさってくださいね♪

お大事にお過ごしください
いつもはブログでしか拝見しておりませんでしたが、体調面で無理なされないようにお気おつけください。
いつも元気な富樫センセが病人で弱っているようでは私等後輩は困ります。
早期に現場に復帰できますよう心よりお祈り申し上げます。
昨日記事拝見して、何度もコメントを書いて直して、結局今になりました。

わたしの周りにも、女性疾病患う人が多く、とても他人事と思えなかったのです。

ただ、わたしの周りは皆、経過順調です。
それが何だ、と言われると、そうなのですが・・・。

どうか、ご養生下さいませ。
ご回復を心よりお祈り致しております。
たまたま拝見しました
はじめまして。
社会保険労務士の資格取得を目指して勉強している者です。

何気なく受験勉強の参考になるものはないかとブログをたまたま
検索していて拝見しました。


私は先週、大腸がんを宣告されました。
手術は避けられないとの事で今週も引き続き検査などをしてます。

会社を辞めて勉強と仕事探しを平行して進めていてある企業から内定
寸前のところでの発見で全てを白紙にして勉強だけを続けてます。


とても励みになりました。

恐らく来月にさいたま市内の病院で手術になると思います。
私は、PCと問題集を持ち込もうと決めてますw
生まれて初めて体にメスを入れるので不安なお気持ちがとてもわかります。


応援してます!
お大事に
先日、フェイスブックにコメントしましたが、今度はこちらに。

大変な最中に泣きながらお書きになっても、読む者に前向きな印象を与えらる富樫先生は、スゴイと思います。

ずっとお忙しかったでしょうから、ちょっと一息つかれるのもいいかもしれません。

お元気な姿でまたお会いできる日を楽しみにしております。
No title
ご自分のため、娘さんのためにファイトです。
心から応援いたします。
No title
冨樫先生へ
先生のブログへは初めてコメントします。
以前ブログへのコメントいただいたママ社労士の羽田です。
私も婦人科の手術受けたことあって、お気持ちがわかります。
お大事にしてください。元気な姿を待っています。
コメントくださったみなさまへ
こんなにたくさんの応援メッセージを頂き、ありがとうございました。

おかげさまで無事に退院し、現在社会復帰に向けて準備中です。
詳細はまたお知らせ致しますが、
このようなピンチのときにこんなに多くの方に励まされ、勇気を頂きました。
術後の苦痛が和らぎます。

皆様もそれぞれに苦難や困難な状況をお持ちのことと思います。
それでもこうしてやさしいお言葉をかけていただけること、本当にうれしく思います。

私も皆様のようなやさしい心を持ち続けられるよう、
今は療養しながら日々の生活をゆっくりと過ごしております。

4月2日時点では、まだまだ完全復活には程遠い感じではありますが
ドクターの指示に従い、あせらず、ゆっくりと快復に向けて歩んでおりますので、
どうぞよろしくお願い致します。
ご心配をお掛け致しました。

この間、まともにメールがお返しできる状況ではありませんでした。
お返事が大変遅くなって申し訳ございませんでした。

今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。
大変不躾ではございますが、まとめてお礼とさせていただきます。

プロフィール

気がついたら男前になってしまった女性社労士♪

Author:気がついたら男前になってしまった女性社労士♪
平成18年10月より社労士開業中の冨樫晶子です。平成21年4月には、もともと持っていた行政書士の登録を完了。年齢は…かれこれもうすぐアラフィフ、熟年。一応名ばかり「女性」社労士で中身は男前と言われ続けること10年…(-_-;)。2014年3月からトレイルランニングを続け、ますます男前に磨きがかかり現在に至る。
仕事に対する姿勢は迅速親切丁寧を心がけ真面目にやっています。(本人の主観ではありますが…)

★事務所HP★

各種お問い合わせは下の画像を

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著書&登場した書籍
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書籍・雑誌の執筆や掲載履歴

【執筆・監修・インタビュー掲載情報】



【Steady 2014.9月号】


2014年8月7日(木)発売

p104~p107

「働くママの理想と現実」

に取材記事掲載



【H26.3.13発売の3冊目の新刊】



【初の著書】



   【自力本願で社労士】


どうぞよろしくお願いします。

平成24年7月25日 発売

定価 1,200円(税別) TAC出版




【2冊目の著書】



【スゴイ社労士が教える戦略的仕事術】

(共著)


こちらもどうぞよろしくお願いします。

平成24年8月2日 発売

定価 1,500円(税別) アニモ出版



週刊朝日H25.7.19発売


臨時増刊「50歳からのお金と暮らし」取材・監修致しました。

・年金p102-p109

・定年後の収入p116-117





週刊朝日H25.4.26号


あなたは大丈夫?

「こんな人の年金が危ない

    Q&A実例集」p22

にコメントさせていただきました。





【無敵の社労士2013年合格目標】


こちらもよろしくお願いします。

定価 998円 TAC出版



TAC社会保険労務士講座

2013年パンフレット


実務家インタビューに

取材内容が掲載されています。





週刊朝日H23.11.4号


「年金支給開始年齢が68歳に?」

のコーナーにコメントを掲載させていただきました。



イオンクレジットサービス

会員誌mom H23.9月号 p36~p37

【ちゃんと調べて助成金・給付金

        確実にゲット!】

に取材記事が掲載されました。



TAC社会保険労務士講座

2012年パンフレット


実務家インタビューに

取材内容が掲載されています。



通信教育フォーサイト様

平成23年7月の

【実務家密着取材】

の記事が掲載されました。



読売新聞

平成23年5月14日


遺族年金支援で被災者を支援

取材記事が掲載されました



開業社労士専門誌SR

平成23年3月5日号


「もはや士業の常識!?

インターネット関連ツール徹底活用術」

を執筆させていただきました。






開業社労士専門誌SR

平成22年3月5日号


「開業当初に陥りやすい落とし穴」

を執筆させていただきました。



TACNEWS

H22.6月号p18~p22


【働く女性、応援します!社労士編】

の取材を受けました。



日経BizCOLLEGE

H22.5.19


職場を生き抜け!

【第114回】女なら俺を超えられないだろう…

~男の深層心理にあるであろう思い~

の取材を受けました。



月刊 ビジネスガイド

H21.11月号(H21年10月10日発売)


【助成金の落とし穴】

について執筆しました。




月刊 人事マネジメント

H21.6月号p106~p113


【外国人雇用の実務 ホンネでQ&A~労務トラブル対策~】

の取材を受けました。



月刊 人事マネジメント

H21.3月号p107~p113

【外国人雇用の実務 ホンネでQ&A】

にインタビュー記事が掲載されました。

ドラマ「Woman」インタビュー記事掲載
満島ひかりさん主演 日本テレビ系、水曜夜10時のドラマ「Woman ~輝くシングルマザーたち~」の取材を受けました
インタビューはこちらをクリック!
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