朝はすっかり涼しくなりましたが、
昼間はまだ暑いくらいのときもあり、体を崩されている方も多いのではないかと思います。
そんな方に一冊お勧めです。

人間の自律神経は、交感神経と副交感神経によって成り立っていますが、
その「副交感神経」について、わかりやすく詳しく書かれた本になります。
順天堂大学の小林教授によれば、
交感神経=アクセル
副交感神経=ブレーキ
の役目をもつの。
この両方の働きが高いことによって、人生はうまくいくのだと言います。
日本体育協会公認スポーツドクターなので、
石川遼、金妍児、横田真一、トムワトソン、タイガーウッズ、などの話を絡めて
「なぜ、あの場面で〇〇できたのか?あるいは、できなかったのか?」
などを副交感神経の働きをもとに説明してくれます。
ご自身も自律神経の乱れによって不定愁訴を繰り返し、
サザエさん症候群になった経験などから、本格的に勉強をされたそうですが、
これを読むと今までの考え方がすべて変わります。
・朝のランニングは命を危険にさらしているようなもの
・運動前の間違ったストレッチでけがをする(アキレス腱を伸ばすなどNG)
目からウロコ…
また、なぜこの季節の変わり目に体調を崩すのかなどについても触れています。
自律神経をコントロールすれば、自己免疫力が高まるので、
周りが風邪をひいていても自分はかからない。
呼吸によって、すべてが変わる。
ヨガがなぜいいのか?
怒りの80%はただの自己満足、怒れば怒るほど血液がドロドロする。
など……。
思い当たる節がたくさんあります(汗)
順天堂大学で、成績がトップクラス、ラグビー部でも大活躍し、医師を目指していたとある学生が
試合でスクラムが崩れ、頚椎骨折をして首より下は動かなくなってしまった。
そんな彼が、今自律神経の研究チームで誰よりも感情のコントロールが完璧な理由など……。
覚えることがたくさんありすぎて、また本の折れ目がいっぱいできてしまったのですが、
とにかく、副交感神経を高めるための最大のキーワードは「ゆっくり、早く、笑顔で」
私もどちらかというと、交感神経優位(日本人は多いそうです)なので、
ブレーキがきかないほうです。
この本を読んで改めて副交感神経の働き(ブレーキの役割)を高めるべく、
本にあった、5分間の準備体操と普段の呼吸法を取り入れています。
朝のジョギングもやめました。
日曜日も、1カ月ぶりに昼間に走りました。

走った後は、冷却スプレーで膝を冷やしたところ、翌日痛みもなく順調です。
やっぱり走るのはいいものです。
ただ、今後は走る時間と走る目的を考えるようにしました。
私はいつの日か「フルマラソンに出ること」が目的になってしまっていました。
ですから、つねに距離を伸ばすことばかり考るようになって、
すぐにけがをして…また走り始めてを繰り返し…
良く考えれば、中学はバレー部を真剣にやっていたけど、
高校も大学も大した運動もしない人が、フルマラソンしようなんて100年早いのだと、
今更ながら気づきました。
筋肉を付けるのも大事ですが、骨や関節を同時に鍛えなければ、良質な筋肉も付くわけがないし、
体のバランスが整っているなんてとても言えない。
血流だって、腸内環境だって、丈夫な体にするには大切なもの。
そもそも、「走る」ことが目的ではなく、
「健康に生きる」ための「走り」であって、長生きするための目的だったはずなのに……。
いつの日からか、手段が目的になってしまった…
そう思いなおして、走る距離にも時間にもこだわらず、
Fun Runというレベルで続けていきたいと思います。
東京マラソンは相変わらず外れました。
これもこれで良かったのだと思っています。
私にはまだ100年早い(^^
(負け惜しみではありません!(笑)
これからは、副交感神経によって人間は支配されていることを念頭に入れながら
「ゆっくり、はやく、笑顔で」を意識して人生を豊かなものにしていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【“頑張れニッポン☆”愛の1クリック】お待ちしています。
↓↓↓↓↓

にほんブログ村
- 関連記事
-
- 【10/25(本日)発売の週刊朝日に取材コメント掲載&3.11はさいたまシティマラソン~!】 (2011/10/25)
- 【ちょっと元気になる魔法の言葉~TOKYO.FMより~】 (2011/10/21)
- 【手段が目的化したものをまた手段に戻す~順天堂大学教授に学ぶ~】 (2011/10/18)
- 【府中市、社会保障講座で講師をします!~震災と支援制度~】 (2011/10/13)
- 【マリオットアソシアに泊まる、名古屋食いだおれツアー(一応仕事です。)】 (2011/10/11)