“すみません!”
一瞬、
“こんなところでナンパかい?”
と思ったら、
“あのー、どう見てもあなたの車のタイヤ、パンクしてますけど…”
私は自分の車を見て、目を丸くした。
“は!本当だ!”
(ナンパどころの騒ぎじゃないよ…はァ~困ったなあ~。)と心の中でつぶやき…
その男性にそそくさとお礼を言い、すかさずガソリンスタンドの店員を呼んで
“タイヤが、パンクしちゃったんですけけど…”
とヘルプを申し出た。
しかし、ガソリンスタンドのお兄さんは冷たかった。
“もう、メンテナンスの時間終わってるので…”
“あ、そですか…”
私は、パンクしたままその車を乗って、家路についた。
走ること5分で、家に到着。
あわてた私は、10年来お付き合いのある、ディーラーの担当者の携帯へ電話。
夜10時半を過ぎていた。
“はい、●●です。”
担当者が、夜分にもかかわらず電話にでてくれた。
“冨樫です。今晩は。夜分にすみません。実は私の車のタイヤがパンクしてしまっていて...明日ディーラーに持っていこうと思うんですが…”
というと
“冨樫さん!すみません。明日はディーラーがたまたま2連休の週でお休みなんですよ。ですので、明後日になってしまいます。ところで、状況確認ですが、車のタイヤはもうぺしゃんこですか?”
と聞くので
“はい、もうぺしゃんこです。”
というと
“その状態ではもう、走ったらアウトです。冨樫さん、明日仕事で車、使いますよね?”
と聞くので、
“いえ、そういうことならば、車は乗らずに仕事します。”
というと、
“そうですか、じゃ、ちょっと待ってもらえますか?すぐに折り返します。”
と言って、電話が切られた。
数分後、担当者から電話があった。
“冨樫さん、今から僕がタイヤを交換しに行きます。もう家を出ました。”
私はあわてて
“え?こんな夜遅くに?いいですよ。明後日持ってきますから。”
“いいんですか?でもお仕事で使いますよね…”
“いえいえ、明日は何とかしますから大丈夫です。”
“そうですか、では、明後日お車を取りに伺いますね。本当に申し訳ありません。”
といってひと段落。
随分親身になってくれるもんだな、と思った。
そして明後日、担当者は私が不在の間に車を取りにきてくれて、
夕方までに、タイヤ交換を済ませてくれた。
夕方、納車に来てくれた際にも、私はお客さんと電話中だった。
携帯電話を片手にし、無愛想にお辞儀をする私に、
その営業マンは何も言わず笑顔で会釈をして、私に鍵を渡し、販売店へと走って帰っていった。
その際に受け取った請求書をあとからみると、
タイヤ交換代のほかに、6か月点検終了の明細も載っていた。
ちょうど、先日6カ月点検の葉書がきていたのは記憶している。
私は、今回一緒に頼んだ覚えはないが、
忙しい私のスケジュールを知ってか、知らずか、
その点検まで、同時に済ませてくれた。
【かゆい所に手が届くサービス】
久々に、サービスそのものに感動しました。
これは自分の仕事にも言えることだと思いました。
長い間のお付き合いだからこそ、その方の全体像が見える。
↓
その人の困っているポイント、してあげたいことがわかる。
↓
その結果、本人が期待する以上のサービスが提供でき、顧客が感動してくれる。
士業だけではなく、ほぼすべてのビジネスに言えることかもしれませんね。
この営業マンさんがいる間は、日産の車しか買えない気がします…
やっぱり商売は、よほどの劣悪品でなければ、モノでなく、ヒトにつくかな。

今日も読んでくださったみんなに感謝☆感謝☆
今日も、皆様の【“愛”の1クリック】お待ちしております。
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