本日は、私が出版したわけではなく…
労働問題の使用者側弁護士軍団
牛嶋・寺前・和田法律事務所の寺前チームで書かれた渾身の一冊
【使用者側弁護士からみた 標準 中小企業のモデル就業規則策定 マニュアル】

が発売になり、早速読ませていただきました。
というか、就業規則を作りながら参考書として利用させていただいております。
チームの中核をなす岡崎先生は以前からお世話になっている、
負け知らず&負けず嫌いな弁護士さんです(笑)
でも、お酒とラーメンをこよなく愛するおちゃめな麺(面)もあります^^;
中小企業&士業向けに書いてあるので、まさに自分の守備範囲!
随所で「自分の考えは間違ってなかった」というところを確認できたり、
「こういう風な裏付けがあるからこうなんだな」
など考えさせられております。
実際に多くの大きな労働裁判で争った経験もあるので、説得力ありまくります。
中身をちらっとだけ紹介しますと…
p147「休日の振替」のところでは、バッサリ言い切ってくださっていてちょっとスッキリしました!
p240 賃金控除の1時間あたりの分母のことについても期待通りの答えで最高です!
p255 営業手当の残業代見合いとする場合の注意点もスッキリします!
(ほとんど意味不明なご紹介^^;)
あとは買って読んでみてください☆
ちょっとの言い回しの違いが、取り返しのつかないことになるから、就業規則は怖いんです、実は、ホントに。
私も、今までこの仕事をやってきて本当によく言われます。
「就業規則って雛形があって、簡単にできるんじゃないの?」
(こちらの本の はじめに にも同じことが書かれておりますが)
こんな風に言われると確かにそうなのかもしれません。
簡単に作れます。
それで良ければそれなりのものを作っておしまいであれば誰でもできます。
社労士に頼まなくてもできます。
でも、もしかしたら悪意はなく、
就業規則の一文字一文字の大事さを分かってないかもしれません。
あとはやはり、
価値観の違いかもしれませんが、
就業規則を作るのは簡単だと思われがちなところもあります。
でも自分で作りたくない、安く作りたい…そのループなのかな…。
それでも、私は会社のルール(=法律に値するもの)を「簡単にできますよ!」とはとても言えないし、できないんですよね。
社会保険労務士が就業規則を作るとき、
一番大切なことのひとつは、
「所定」or「法定」、「みなす」or「推定する」、「有給」or「無給」など、
一つ一つの言葉、言い回しです。
それが半端じゃない数なんです。
あとあと問題が起きたとき、「その一文字」で、足元を掬われる原因を作ります。
またこの本の中にもありますが、
中小企業が大企業と同じ就業規則を作っても運用はできません。
作ったルールに押しつぶされてしまうのは会社です。
就業規則には、自社の社員さんに自社での仕事について伝えたい事をしっかりまとめなければなりません。
だから、必ずしも厚生労働省や配布している雛形で対応できないとは申しませんが、
私はそれを使うことはないと思います。
むしろ、無料配布のデータではなく、
こういった良書で勉強しながら時代の変遷に合わせて、考えて行きたいと思います。
もちろん、見直しも必須です。
今後労働法制がどんどん変化していきます。
10人未満の事業場でも就業規則が作成義務になる日が来るかもしれません。
というより…
今もうすでに雇用している人が1人でもいるならば、
就業規則なし=丸腰であると思ってもいいような気がします…
最後までお読みいただきありがとうございました。
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